初めての街コンで自損事故を起こした話①

「ちょっとマジでやばいから街コンいかへん?」

 

高校からの親友にそう誘われたのは大学三年生,私が大学3年生の春,20歳のことでした。

十代を彼氏いない歴=年齢で終えてしまったことに大きな大きな焦りを感じていた私は二つ返事で行くことに。

 

参加することにしたのは,大学の近くの都会の街コン♡......ではなく,

地元の田舎の20代限定街コンでした。

 

 

満を持して当日,なんと友人....

「ごめん,喋れる自信がないからコマ子喋って」

 

うそやろ!!!!!誘ってきたん自分やん!!!!!!!

そしてテーブルに着くとなんと・・・・

明らかにかなり年上のお兄様方(控えめに言ってやばい感じ)(人さまのこと言えないけど)が5人そして,女性は私たち2人・・・・

ん?5対2?!?!?!

 

こうして私は年齢幅約5~10歳は年上のまったく話をしようとしない男性,20歳とか子供じゃんと嫌な感じの男性,チャラオジなどの5人を相手に,一人で会話をリードするはめに,何だこの地獄は!!!!!!!!!!

我ながら二十歳になったばかりのいたいけな女子大生が,何故こんな営業みたいにぺらぺらぺらぺらと話しているのだと正直泣きたかった。

 

そして何度かのテーブルチェンジの後,

同席になったのは,当時22歳コミュ力抜群ブサメンさん,その後輩ベイマックス

この二人は一番年が近いというのもあったし,ブサメンさんのものすごいコミュ力によってその日はじめての盛り上がりを見せていた。

 

しかし,迫りくる終了時刻,私は正直帰りたかった。・・・が,「このあと4人でカラオケいかへん?」と提案してきた。

「あ,でも電車の時刻があ「いきますう♡」」

君,さっきまで全然話してんかったやん・・・そう,友人の裏切りにあったのである。

裏切られたといえど,親友,付いていかないということなんてできるわけがなかった。

この選択はかなりの間違いであった。

 

カラオケに入るとかなり狭い個室で,ベイマックス・私・友人・ブサメンさんの順で座ったのだが,ここにきてわたしは察知してしまった。

 

ブサメンさんは友人狙い!!!!!

 

私が歌っている間は完全に歌なんて聞かず,友人を口説き,友人がうたっているときはウットリと聞いてやがる。そして友人もまんざらでもない。ベイマックスは気を利かせてくれたのか口説いてくる。

何だこの地獄は!!!!!!!!!!!

 

帰りには,友人には疲れたせいかな♡と言っておいたが,

裏切りと,私には何もなかったという自分勝手なひがみとで涙が出ていた。

 

私の手は,帰りの電車で,街コンで出会った,うちの近くの役場で働いている28歳公務員(唯一まともな程度でまったくタイプではなかった)にラインを送っていた。

 

 

私はヤケクソだった。

 

次回,この人相手に本当に自損事故を起こします。